ページタイトル:羽咋神社のケヤキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:羽咋神社のケヤキ

画像:羽咋神社
名称 羽咋神社のケヤキ (はくいじんじゃのけやき)
名称の典拠 羽咋市公式サイト文化財一覧表
樹種 ケヤキ
樹高 16m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注1)
推定樹齢 600年(注2)
所在地の地名 石川県羽咋市川原町
 〃 3次メッシュコード 5536−26−72
 〃 緯度・経度 北緯36度53分48.4秒
           東経136度46分47.3秒
羽咋市指定天然記念物(1972年1月11日指定))
撮影年月日 2014年9月21日

注1)石川県巨樹の会が2008年に刊行した「石川の巨樹・巨木林」による(2007年調査)
注2)羽咋市と羽咋市教育委員会が連名で設置した案内板による





 JR羽咋(はくい)駅の西約300m。羽咋神社は市街地まっただ中の神社だ。
 祭神は垂仁天皇の皇子磐衝別命(いわつくわけのみこと)、その子で羽咋国造(はくいのくにのみやつこ)に任ぜられたとされる磐城別王命(いわきわけのおうのみこと)、垂仁天皇の妃で磐衝別命の母である弟苅羽田刀辨命(おとかりはたとべのみこと)の3柱。
 磐衝別命(石衝別命の表記もあり)は、当時高志(こし)の北島と呼ばれたこの地に住みついた怪鳥が住民を苦しめたため、それを退治せよとの垂仁天皇の勅を受けて下向したとされる。
 命が怪鳥を射落とし、落ちた怪鳥と闘って勝った猟犬がその羽をくわえて命の前まで戻り、息絶えた。それが「羽くい」の地名の起源と伝えている。(以上、神社でいただいたリーフレットによる)
 神社の裏手には磐衝別命の墳墓とされる「大塚(御陵山)」(宮内庁が陵墓参考地に指定。一般人の立入不可)があり、少し離れた所には「犬塚」(「水犬塚」)もある。
 これらを概観すると、羽咋神社には、羽咋の地の成り立ちに関わる神々が祀られていることになる。
 さて、ケヤキだが、表参道の入口、石鳥居のすぐ後ろに立つ。
 幹の一部が大きく欠失し、立地環境も良いとは言えないが、現時点での樹勢は悪くなさそうだ。たくさんの葉をつけている。
 羽咋神社には、ケヤキのほか、天然記念物のサワラもあるが、こちらはまだ細く、巨樹の仲間入りをするのは、かなり先のことになりそうである。
ボタン:石川県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る