ページタイトル(廃光明寺のくま杉) サイトのシンボル

画像:廃光明寺のくま杉(全景)

画像:廃光明寺のくま杉(幹と並ぶ)
名称 廃光明寺のくま杉 (はいこうみょうじのくますぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 27m(注2)
目通り幹囲 4.1m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 長野県小県郡青木村中挾月夜平
 
〃 3次メッシュコード 5438−40−39
 
〃 緯度・経度 北緯36度22分01.7秒
           東経138度07分08.2秒
青木村指定天然記念物(1987年2月8日指定)
撮影年月日 2002年10月12日

注1)青木村教育委員会が設置(設置年月不詳)。八十二文化財団ホームページ「長野県の文化財」では「光明寺跡熊野杉」
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 名のとおり、ここには光明寺という寺があったが、明治の廃仏毀釈で廃されたらしい。
 大杉の周囲には、多数の墓がそのまま残されている。刻まれた法名から判断するに、光明寺は浄土宗系の寺だったと思われる。
 墓地は、集落より一段高くなっている。そのため、大杉は回りからよく目立つ。この地のランドマークである。
 主幹は二つに分かれ、向こうが透けて見えるが、ずーっと上に視線を移すと、まったく1本の木である。各所に焦げ目が見えるので、おそらく落雷によって主幹の下部が裂けたのである。
 そんな大事件があったにもかかわらず、樹勢は良さそうだ。明るい陽光の下で、穏やかな風景の一部となっていた。
 
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