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名称 八幡町の枝垂れ桜
(はちまんまちのしだれざくら)
名称の典拠 なし
樹種 エドヒガン
樹高 不明
目通り幹囲 3.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県須賀川市八幡町
〃 3次メッシュコード 5540−72−49
〃 緯度・経度 北緯37度17分19.2秒
東経140度22分11.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年4月14日
注1)まったくの目分量
須賀川市役所の北西約300m、JR東北本線を跨ぐ陸橋の北側に2本のシダレザクラが立つ。
大きい方の樹下に玉垣のような石柵で囲まれた五輪塔があり、小さい方の東に少し離れて「長禄寺開基家二階堂歴代之墳墓」と刻まれた石塔がある。
須賀川城主二階堂氏の菩提寺である長禄寺は、現在地に移る前、今の長松院のところにあったらしい。桜が立つ場所からは東に300mほどの位置である。もしかしてここは長禄寺の飛地境内なのだろうか?
伊達政宗との戦さで二階堂氏は滅んだ。その際、二階堂氏や家臣をここで荼毘に付したのだろうか。彼らの霊を供養するため、この五輪塔が建立され、この場所は「二階堂家荼毘場」と呼ばれているようだ。(須賀川市公式サイト中の2023年「松明あかし」参加者勧誘パンフを参考)
須賀川二階堂家の最後の女城主大乗院(だいじょういん、伊達政宗の叔母)が没したのは慶長7年(1602)。訪問時の422年前である。この桜の樹齢はもっと若そうだ。
ここで弔われた魂たちを慰めるために植えられた可能性は大きいが、植えられたのは江戸時代半ば以降でないだろうか。 |
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