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名称 八幡神社のイスノキ
(はちまんじんじゃのいすのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イスノキ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 3.9m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 静岡県下田市吉佐美(きさみ)
〃 3次メッシュコード 5138−77−83
〃 緯度・経度 北緯34度39分32.8秒
東経138度54分54.7秒
国指定天然記念物(1941年2月21日指定)
撮影年月日 2009年2月16日
注1)2007年12月25日に下田市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
相模湾に注ぐ大賀茂川右岸、河口から800mほど遡ったところに、吉佐美の八幡神社がある。
境内に国天然記念物のイスノキが立っている。
イスノキについて、設置されたばかりの案内板に、適切な解説があった。以下はそれを引用しよう。
イスノキはマンサク科に属する常緑高木。暖かい地に自生し、北限にあたるこの辺りでは稀な樹種だ。モンゼンイスアブラムシが葉芽に寄生し、木の実のように見える虫瘤ができることで知られる。この虫が寄生すると、葉は異常に発達して、まるで大きな木の実のようになる。(当地ではこれを「ちゃっからぽっから」と呼ぶようだ)
落下した虫瘤には、アブラムシが出た跡の穴が1〜2個開いており、これを笛のように吹くとヒューヒューと鳴る。よって、ヒョンノキと呼ばれることもある。
私が住む地域にイスノキは自生していない。イスノキには初見参である。
ちょっと赤みがかった幹肌がなまめかしい。
私に事実誤認がなければ、イスノキとしては唯一の国指定天然記念物である。 |
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