ページタイトル(八幡宮のイチョウ) サイトのシンボル

画像:八幡宮のイチョウ

画像:八幡宮のイチョウ(幹と並ぶ)
名称 八幡宮のイチョウ (はちまんぐうのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 伝承800年(注1)
所在地の地名 群馬県前橋市本町2丁目
 
〃 3次メッシュコード 5439−40−65
 
〃 緯度・経度 北緯36度23分19.7秒
           東経139度04分13.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2006年3月31日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による





 JR前橋駅の北600m、前橋市役所の東700mのところに八幡宮がある。繁華街のまっただ中だ。境内は、ビルで囲まれた小公園の佇まい。
 今から遙か昔、古墳時代から既に、ここには人が住んでいた。社殿は古墳の墳丘上に築かれたと考えられている。その古墳からは、中国古代の名手伯牙が琴を弾じている文様を鋳出した白銅鏡(市文化財)が出土している。
 その後、どれだけ時間が経ったのだろうか。この場所と、ここを取り巻く空間とでは、時間の流れが微妙に違っていたようだ。都市空間にあって、多少の安らぎを覚える場所であるように思われる。
 大イチョウは石垣の上。ビルをバックに、小枝をたくさん纏って、初春の陽光を浴びていた。大イチョウも、周囲より緩やかに流れる時間の中を生きてきたのだろう。
 ご覧のように、根回りよりも、上に向かってかえって太さが増す。データ以上の迫力である。
 1976年に前橋市保存樹木指定を受けた。
 くるくる目まぐるしく変化する風景のなかにあって、これからも、ゆったりした時の流れを醸し続けてほしいものだ。 
 
ボタン:群馬県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る