|
|
|
名称 行念寺のヒイラギモクセイ
(ぎょうねんじのひいらぎもくせい)
名称の典拠 天然記念物指定名称を参考(注1)
樹種 ヒイラギモクセイ
樹高 8m(注2)
目通り幹囲 4.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 石川県鳳珠郡能登町当目(とうめ)(注3)
〃 3次メッシュコード 5637−00−21
〃 緯度・経度 北緯37度21分17.4秒
東経137度00分44.7秒
能登町指定天然記念物(1962年11月1日指定)
撮影年月日 2018年5月26日
注1)天然記念物としての名前は「行念寺ヒイラギモクセイ」で「の」が無い
注2)石川県巨樹の会「石川の巨樹・巨木林」(2007年調査)による
注3)2005年3月1日、2郡に跨がる3町村が合併して鳳珠郡能登町誕生。旧行政区は鳳至郡柳田村(ふげしぐんやなぎだむら)
鉢伏山(はちぶせやま、544m)の南東、町野川の支流沿い(河川名未確認)に走る県道26号(珠洲穴水線)に南面して、真宗大谷派巨龍山行念寺がある。
左図のヒイラギモクセイは本堂に向かって右側。道路から庫裏に至る石段脇に立つ。
もともと背が高くなる樹種ではないので樹高は低いが、大きく枝を広げ、整った形の厚い樹冠を戴いている。(虫に喰われた葉が多いのが残念)
旧環境庁の1988年度資料では幹囲が3.3mとあった。上記データは、2007年に行われた石川県巨樹の会による調査数値である。
環境省の調査要項では、幹囲を測定する高さを地上1.3mと定めている。このヒイラギモクセイでは、その高さはちょうど大きく2幹に分岐しようとする部分にあたり、その結果、実感する太さより少し大きめの数値になったと思われる。地上0.5m付近ではもう少し細い。
ところで、奥能登に伝わる「猿鬼伝説」では、この近くの岩井戸に住む猿鬼を退治するために射た矢が目に当たったとされている。それが「当目」の地名のもととなったということである。
行念寺から直線距離で北東に1.1kmほどのところにある岩井戸神社のあたりが猿鬼の住処だったと言われているようだ。
岩井戸神社の参道入口には、太さはまだ3.6mと物足りないが、なかなか姿の良いヒヨクヒバ巨木もあるので、ついでにご覧になることをお勧めする。 |
|