|
|
|
名称 玉台寺のイチョウ (ぎょくたいじのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 45m(注1) 実際はもっと低い
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 長崎県長崎市茂木町(もぎまち)
〃 3次メッシュコード 4929−07−32
〃 緯度・経度 北緯32度42分11.6秒
東経129度54分33.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月26日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
国道324号「茂木」信号の南西150mほどの山裾に、浄土宗松尾山玉台寺がある。
案内板によると、寛永3年(1626)の創建。開山は宝誉(ほうよ)。
寛政4年(1792)の大災害「島原大変肥後迷惑」では、雲仙岳の東に聳える眉山の大崩落と、海に流れ込んだ土砂が引き起こした津波により、有明海を挟んで向かい合う肥後(現熊本県)側、島原側双方で大量の死者が出た。
茂木がある長崎半島(野母半島)は、有明海とは反対側にあるため、津波による直接被害は無かったようだが、潮流の加減か、当地の海岸にも死者が漂着したらしい。亡骸は玉台寺の山門外側に埋葬したということである。
墓地の一角に、標記のイチョウが立つ。
大枝の先端だけ切られたことはあるようだが、強剪定を受けることもなく、青空を背景に、のびのびと枝を伸ばしている。こういう姿は見ていて気持ちがいい。
晩秋になれば、茂木港からも黄金色に輝く姿を見ることができるかも知れない。 |
|