ページタイトル:玉林小学校跡のアコウ 当サイトのシンボルマーク

画像:玉林小学校跡のアコウ(幹と並ぶ) 名称 玉林小学校跡のアコウ
    (ぎょくりんしょうがっこうあとのあこう)
名称の典拠 「南薩の巨木・古木」より(注1)
樹種 アコウ
樹高 11m(注1)
目通り幹囲 9.0m(注2)
推定樹齢 100年(注2)
所在地の地名 鹿児島県南さつま市笠沙町片浦(仁王崎)(注3)
 〃 3次メッシュコード 4730−01−85
 〃 緯度・経度 北緯31度24分32.0秒
           東経130度11分09.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2018年3月25日

注1)それには「玉林小学校跡のアコウ」とあったのだが、現在、(新)玉林小学校が存在するわけでもないので、「旧」の文字は勝手に削除させてもらった
注2)上記「南薩の巨木・古木」による
注3)2005年11月7日、1市2郡4町が合併して南さつま市誕生。旧行政区は川辺郡笠沙町





 薩摩半島の西部が海に突き出して野間半島となっている。その東海岸、祓川(はらいがわ)河口近くに仁王崎の集落がある。
 海岸沿いを走る国道226号が集落を貫き、国道の西側、一段高い位置に玉林小学校があった。訪問の4年前、平成26年(2014)に統廃合により閉校になった小学校である。(訪問時にはまだ校舎の建物が残っていた)
 廃校舎とグラウンドの境界付近に左図のアコウが立っている。
 ご覧のように、周囲から支柱で支えているように見えるが、実はもう自力で立っている。どこからか移植したものか、実際に支柱で支えていたのでないかと思うのだが、アコウの気根がその支柱に巻き付き、地面に達して自力で支えられるだけに太くなった。そのような姿なのである。
 主幹そのものは、根元付近ではそれほど太くないが、大枝を広げる地上2.5mほどの高さに向かって、上に行くほど幹囲はむしろ太くなる。
 樹冠の大きさもかなりのものだ。いかにも独立木らしい樹形も良い。
 玉林小学校の卒業生の心に、しっかり根付いたアコウだろうと思われる。
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