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画像:軍刀利神社のカツラ

画像:軍刀利神社のカツラ(幹と並ぶ)
名称 軍刀利神社のカツラ
    (ぐんだりじんじゃのかつら)
名称の典拠 山梨県公式ホームページ
樹種 カツラ
樹高 31m(注1)
目通り幹囲 9.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 山梨県上野原市棡原(ゆずりはら)井戸(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5339−41−00
 
〃 緯度・経度 北緯35度40分20.9秒
           東経139度07分29.6秒
山梨県指定天然記念物(1961年12月7日指定)
撮影年月日 2004年8月25日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2005年2月13日、上野原市誕生。旧行政区は北都留郡上野原町





 県道522号(棡原藤野線)井戸バス停から、甲斐・武蔵・相模の3国(現在では山梨・東京・神奈川3県)が接する旧三国峠方面に向かって谷を遡ったところに、軍刀利神社がある。
 案内板によれば、祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)。永承3年(1048)創立と伝え、昔は軍荼利夜叉明王社と称していたようだ。
 軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)は、京都東寺の国宝像で知られるように、五大明王のうちの一尊。1面3眼8臂の姿で表されることが多い。
 社名から想像するに、古くは軍荼利明王を祀っていたのではないかと想像される。恐らく明治の廃仏毀釈で、仏教色の強い明王が廃され、代わりに武神としての日本武尊を祭神としたのではあるまいか。
 案内板には、いつから軍刀利神社と称するようになったか記載されていないけれども、これも廃仏毀釈と軌を一にしているのかも知れない。
 前置きが長くなった。
 大カツラは、本殿近くにはなく、さらにその先である。井戸川沿いの砂利道をしばらく歩くと、少し広い川原のようなところに奥の院があり、その前に大カツラが立っているのが見えてくる。
 数多くの幹の集合体だが、そのうち2本が元気よく、まっすぐ高く伸びている。そのため、形の良い樹冠を有しており、新芽の頃や黄葉の頃は、さぞかし美しかろうと思われる。
 再訪するには、ちょっと遠すぎるのが残念だ。
 
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