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注1)1997年3月に長野県教委・飯山市教委が設置
注2)環境庁編「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
みごとなイチョウである。長野県内のイチョウでは一番太い。 2本の融合木のようで、幹の断面はかなり扁平である。
樹齢は1500年と伝承されている。しかしイチョウは中国からの渡来植物であり、もとから日本にあった樹種ではない。伝来時期は室町時代という説が有力なようで、正しい樹齢は500〜600年というところであろう。
剪定作業を終えて間もない頃に訪れたため、巨木はなんとなくサッパリしているように見えた。
周囲の風景は、緩やかな起伏をくりかえしながら、ゆったりと千曲川の水面に向かって下がっている。いい眺めだ。
訪れたのは11月4日。飯山盆地のイチョウは黄に染まっている。しかし、この木は青々としていた。案内板によれば、色の染まるのも葉が落ちるのも、この地方でもっとも遅いという。立地条件によるのだろうか。それとも、それがこの木の個性なのだろうか。 |
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