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名称 御殿桜 (ごてんざくら) 名称の典拠 沼田市公式WEBサイト 樹種 エドヒガン 樹高 17m(注1) 目通り幹囲 3.6m(注1) 推定樹齢 400年以上(注1) 所在地の地名 群馬県沼田市西倉内町 〃 3次メッシュコード 5439−70−73 〃 緯度・経度 北緯36度38分54秒 東経139度02分18秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2010年4月25日 注1)上記WEBサイトによる 慶長12年(1607)、真田信幸(信之)がここに五層の天守閣を築造した頃に植えられたと考えられているようだ。 以来、真田家は沼田城主として5代続いたが、天和元年(1681)、信直のときに、幕府によって沼田領3万石を没収され、城は破却された。 その後、時を経て、明治を迎える。旧沼田藩士の子、久米民之助(1861〜1931)が事業を興して成功を収め、蓄えた私財を投じて、荒れ果てていた沼田城趾を買い取った。そして整備した上で、大正15年(1926)、当時の沼田町に寄贈した。これが今日の沼田公園である。 私が訪れた時、公園内には、その頃に植えられたと思われるソメイヨシノが咲き誇っていた。 花見客のために臨時駐車場も用意され、花の下で宴に興じているグループも見られた。 エドヒガンは、ソメイヨシノより開花が少し早いようだ。満開のソメイヨシノに囲まれ、御殿桜はもう葉桜になりかけていた。なんとなく、寂しげに見えてしまう。 御殿桜の位置は、公園の西端。高い石垣の上である。ここには三層の隅櫓(すみやぐら)があったようだ。 案内板の記述が正しければ、江戸時代初期からずっと、ここから人間世界を見てきたことになる。 案内板には「(前略)春ごとに寂寥の色をたたえた花を開き、(城の)興亡の歴史を語りつづけている」とあった。 |
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