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向かって左のスギ
向かって右のスギと昌全寺本堂 |
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名称 五反田の二本スギ (ごたんだのにほんすぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 35m/35m(注2)
目通り幹囲 6.7m/5.5m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 愛知県豊田市五反田町ナギタ(注3)
〃 3次メッシュコード 5237−53−91
〃 緯度・経度 北緯35度09分54.2秒
東経137度23分44.2秒(注4)
足助町指定天然記念物(1982年3月18日指定)
撮影年月日 2006年2月11日
注1)足助町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による。前者が向かって左のスギのデータ
注3)2005年4月1日、豊田市に合併。旧行政区は東加茂郡足助町。なお、合併後、天然記念物指定は豊田市に受け継がれた
注4)これは向かって左のスギ(左上図)の位置
旧旭町と足助町の境界付近を、矢作川支流の一つ阿摺川が西に向かって流れている。その谷を国道153号が走るあたり、ひとつ南に平行する小さな谷奥に、曹洞宗宝田山昌全寺と八幡神社が、境内を同じくして隣り合っている。
そこに「五反田の二本スギ」が立っている。スギは2本とも八幡神社に帰属するようだ。
いずれも立派だが、特に、向かって左のスギはすばらしい。こころもち傾いて立ち、大きな樹冠を有している。地表付近の幹は、いくつもの管を束ねたような形で、年老いたカヤのよう。周囲が開けていることもあって、近くから見ても、少し距離を置いて見ても、なかなかの迫力だ。
ところで、背後の山は、豊田市の水源保全林である。
市は、水道料金のなかから、1トンあたり1円を、水源保全のために使っている。安全な水を安定的に供給するために、森の役割は大切である。良いアイディアだと思う。 |
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