|
|
|
名称 御神明のカツラ (ごしんめいのかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 8.7m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岩手県紫波郡紫波町佐比内(砥ヶ崎)
〃 3次メッシュコード 5941−12−90
〃 緯度・経度 北緯39度29分49.7秒
東経141度15分29.5秒
紫波町指定天然記念物(1975年3月25日指定)
撮影年月日 2017年5月9日
注1)紫波町教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ。ただし御神明の読み方については未確認。私の地方では神明神社のことを「おしんめ(い)さん」と呼ぶことがあるので、もしかしたら当地でも「おしんめ(い)」と読むのかも知れない
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
佐比内川(さひないがわ)の畔(ほとり)に立つカツラ。
国道396号沿いの横町から佐比内川の左岸側を上流に向かう道があり、車の場合は、そちらからの方が歩く距離が短いのだが、最後のアプローチが分かり難い。
分かりやすいルートとしては、右岸側の細い道を最奥の家まで進み、そこからさらに奥に向かう歩道を少しだけ進むと、小さな橋の向こうにカツラが立っている。(ただし、このルートは道幅が狭く、途中に駐車可能場所なし)
案内板によれば、このカツラは「孤立木が途中で二本に分かれたもの」。実際には3本の幹が目立つのだが、左図で右側の2本は途中までくっついているので、それらをまとめて1本と数えたようだ。(その後、左の1本が枯れてしまったので、いずれ、本当に2本になりそうだ)
岩手県にはいわゆる千本桂タイプの巨大カツラが多く、幹回りがこの程度では威張れないのかも知れないが、先入観なしに見れば、なかなかの大カツラだ。
人里にありながら、ひっそり隠れるように立つ姿にも、現代日本人の忘れがちな奥ゆかしさが感じられるように思われた。 |
|