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名称 五輪塚のスギ (ごりんづかのすぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 不明
目通り幹囲 5.4m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県郡山市湖南町舘
〃 3次メッシュコード 5640−01−81
〃 緯度・経度 北緯37度24分40.5秒
東経140度08分37.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年9月15日
注1)設置者名不明(郡山市が設置?)
注2)地上1.3m地点を実測
舘から南東に向かう道と、横沢の方から岩上神社の前を通って南下してきた道が、舘の南東500mの辺りで出会って1本になる。近年は、舘の東を通る自動車道が加わって、3本の道が1ヶ所に集まっている。
収束地点には、やや細長い土盛りがあり、横沢領主伊東河内守の墓と伝えられる小さな五輪塔が置かれている。五輪塚の名はそこから。
傍らの大杉は、五輪塔設置と同時期に植えられたものだろうか?
向かい側は、農神を祀る御札神社(おふだじんじゃ)。
当地では、猪苗代湖を渡る北からの寒風による冷害に悩まされることが多かった。そこで、五輪塔の主である領主伊東河内守が、遠州龍田の風神の御札を勧請して祀り、風害を除いてくれるよう祈願したのが御札神社の始まり。文亀3年(1503)のことという。(「御札神社由緒」より)
毎年4月1日には、豊作を願って、この境内で早乙女踊り(郡山市指定重要無形文化財)が奉納される。
ところで、大杉だが、ウラスギの仲間と思われる。最頂部までしっかり葉を繁らせ、樹勢が良い。
平地の一本杉で、周囲のどこからもよく見える。当地のランドマークである。
このスギが、環境省調査に洩れ落ちているばかりか、福島県「緑の文化財」からも洩れているのは不思議なことだ。 |
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