ページタイトル:権現堂のしだれ桜 当サイトのシンボルマーク

画像:権現堂のしだれ桜 名称 権現堂のしだれ桜
    (ごんげんどうのしだれざくら)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 エドヒガン
樹高 12m(注1)
目通り幹囲 4.9m(注1)
推定樹齢 520年(注1)
所在地の地名 山形県上山市権現堂字地蔵堂
 〃 3次メッシュコード 5740−12−96
 〃 緯度・経度 北緯38度09分44.8秒
           東経140度19分20.3秒
上山市指定天然記念物(1966年7月26日指定)
撮影年月日 2022年4月18日

注1)上山市公式ウェブサイトの文化財紹介ページによる





 蔵王川(ざおうがわ)の谷から、水田が広がる台地を登って蔵王温泉に至る県道が14号(上山蔵王温泉線)である。台地上に出て最初の集落が権現堂だ。
 蔵王川に架かる権現堂橋から県道を道なりに約2km、生活道路との十字路の先、左手に公民館があり、そこに見事なシダレザクラが立つ。車窓からもよく見える。
 蔵王山(ざおうさん。最高峰は熊野岳1841m)の名は、修験道で信仰される蔵王権現に因むのだろう。案内板によると、当地は山上の蔵王権現に参拝する行者が休息した場所だとのこと。『地区民と蔵王権現を信仰する人々が共に釈迦仏を祀り併せて地区民の安住と繁栄を願い植えられたのが権現堂しだれ桜であると言い伝えられている』そうである。
 「ふりそで桜」とも呼ばれているようで、『しだれ下がった枝に満開の花を咲かせる さながらこの姿は未来を担う若者が成人を祝うふりそで着を着用した心操のごとくふりそで桜である』と記されていた。
 地元ではよく知られる桜らしく、私が訪ねた日は平日だったのだが、見学者が途切れることはなかった。
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