ページタイトル:御家中のマツ 当サイトのシンボル

画像:御家中のマツ 名称 御家中のマツ (ごかちゅうのまつ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 クロマツ
樹高 19m(注2)
目通り幹囲 3.3m(注2)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 青森県東津軽郡平内町小湊字小湊
 〃 3次メッシュコード 6140−37−16
 〃 緯度・経度 北緯40度55分41.4秒
           東経140度57分20.4秒
平内町指定天然記念物(1996年3月1日指定)
撮影年月日 2013年8月24日

注1)平内町教育委員会が設置。正確に言うと、標柱では「ご家中のマツ」と、「御」が平仮名だったのだが、近くに立つ「御家中のケヤキ」と表記を合わせた
注2)1994年12月、平内町職員労働組合が結成40周年を記念して建立した「御家中の松と欅」碑による(碑文は平内町郷土研究会)





 青い森鉄道小湊駅から、平内町(ひらないまち)役場の東を通って国道4号に交わる道路がある。この道の真ん中に「御家中のマツ」と呼ばれるクロマツが立っている。駅からの距離は200mほどだろうか。
 「家中」は、「・・家」と呼ばれるような大名の家来、藩士を指す名詞であるが、転じて、それらの武士が住む町域をも「家中」と呼ぶようになった。(私の住む新潟県上越市高田地区にもその呼称が残る)
 江戸時代、このあたりに黒石藩の代官所や武家屋敷があったらしい。その名残りを名前にもらったクロマツである。
 時間軸で眺めてみるのも、自身が暮らす町に対する愛着の一つの形なのだろう。上記の碑文も、ケヤキとクロマツの「この二つの古木が 平内の幾世栄えてきた 古き歴史の姿を 偲び 語るかのように厳然とそそり立っているのです」と結ばれていた。
 
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