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名称 義雲杉 (ぎうんすぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 28m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 福井県大野市宝慶寺
〃 3次メッシュコード 5336−63−97
〃 緯度・経度 北緯35度55分04秒
東経136度27分50秒
大野市指定天然記念物(1958年7月17日指定)
撮影年月日 2006年6月4日
注1)1982年8月1日に大野市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)上記標柱による
義雲杉は、宝慶寺境内、本堂と僧堂(選仏場)を結ぶ廊下の下を潜り、左手に曲がった所に立っている。
このスギは宝慶寺2世義雲が植えたと伝えられ、それが名の由来である。が、義雲禅師が永平寺で遷化されたのは正慶2年(1333)。推定樹齢とは100年ほどズレがある。
宝慶寺は、曹洞宗開祖道元を慕って、宋から来日した寂円が開いた名刹。その法を嗣いで2世となったのが義雲である。
その頃、本山永平寺では内紛がこじれ、また外護者からの援助も思うように得られなくなり、存亡の危機が迫っていた。そのような状況下で、義雲は宝慶寺を3世曇希に譲り、永平寺5世となって見事に本山を立て直した。(以来、20世門鶴まで、永平寺には寂円の法脈が続いた)
そんな義雲禅師が植えたとされるスギである。山内でも、特に大切にされてきたものと思われる。 |
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