ページタイトル:銀の水松 当サイトのシンボルマーク

画像:銀の水松 名称 銀の水松 (ぎんのみずまつ)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 イチイ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 4.3m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 北海道二海郡八雲町上の湯(注4)
 〃 3次メッシュコード 6340−13−40
 〃 緯度・経度 北緯42度07分10.0秒
           東経140度22分24.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月16日

注1)設置者名・設置年月とも不詳(多分、所有者である銀婚湯温泉関係者が設置)
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記樹名板による
注4)2005年10月1日、山越郡八雲町と爾志郡熊石町の2町が合併して二海郡八雲町誕生。旧行政区は山越郡八雲町





 JR函館本線落部(おとしべ)駅の近くで、国道5号から道道67号(八雲厚沢部線。通称八厚やまぶきライン)に入り、落部川(おとしべがわ)の谷を遡る。国道と別れて10kmほど走ると、上の湯温泉の温泉旅館「銀婚湯」がある。
 案内板によると、この辺りには古くから温泉が涌き、アイヌの人たちも利用していたらしい。大正14年(1925)、川口福太郎氏が大規模に掘削して、今日の礎を築いたようだ。『ときあたかも大正天皇銀婚の佳日にあたり、妻トキの発案で、そのお目出度いお祝いに自分たち夫婦の銀婚式を重ね合わせて銀婚湯と命名した』そうである。
 その敷地内に左図のイチイが立っている。
 ちょっと失礼して、写真だけ撮らせていただいたのでイチイについての詳細はわからないが、ほかにも立派なイチイがいくつも目についた。
 主な個体には名前が付けられており、左図は「銀の水松」(北海道ではイチイを水松、あるいは単に松と呼ぶことが多い)。名前からして、この旅館のイチイたちの代表という印象。
 庭木らしく刈り込まれ、背丈は低いが、実に堂々とした姿だ。まるで巨大盆栽。
 ほかのイチイたちも含め、全てがもとからここにあったとも思えないのだが、結局、自生なのか移植したのか尋ねそびれてしまった。
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