ページタイトル:大日庵の源平シダレザクラ 当サイトのシンボル

画像:大日庵の源平シダレザクラ

画像:大日庵の源平シダレザクラ(全景)
名称 大日庵の源平シダレザクラ
    (だいにちあんのげんぺいしだれざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 11m(注2)
目通り幹囲 3.5m(注2)
推定樹齢 300年(注3)
所在地の地名 長野県下高井郡山ノ内町夜間瀬(宇木)
 〃 3次メッシュコード 5538−13−22
 〃 緯度・経度 北緯36度46分30秒
           東経138度23分52秒
山ノ内町指定天然記念物(1974年5月3日指定)
撮影年月日 2013年4月23日

注1)山ノ内町教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)上記案内板による





 孤高の巨木も素晴らしいが、勢力の拮抗する2本が並び立つ姿もまた良い。
 案内板によると、かつてここには大日庵という寺があり、その庭に2本のシダレザクラがあった。ひとつは赤みが強く、他方は白い花をつけた。そのため、「源平シダレザクラ」と呼ばれて愛されたようだ。
 紅白を源平合戦になぞらえるのを、不思議に思う若者が多いのではなかろうか。
 武士の戦さには、旗印がつきものであった。その元祖とも言える源平合戦では、模様こそないが、平氏は赤旗、源氏は白旗の下に戦った。源平合戦は、紅白の色の戦いだったのである。(個人的には、運動会で紅白に分かれて競うのも、その名残でないかと想像している)
 ここにあった紅白のシダレザクラも源平の名をいただいたわけだが、残念なことに紅花をつけた方は、枯れて今はない。白花(源氏方)だけが残された。
 もっとも、訪ねたのは葉桜になりかけの頃で、白というより、黄緑色のサクラであったが。
 
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