ページタイトル:臥龍桜 サイトのシンボル

画像:臥龍桜(全景) 名称 臥龍桜 (がりゅうざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 7.3m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 岐阜県高山市一之宮町亀ケ原(注3)
 
〃 3次メッシュコード
     5437−12−00
 
〃 緯度・経度
     北緯36度05分20.8秒
     東経137度14分52.4秒
国指定天然記念物(1973年5月26日指定)
撮影年月日 2009年4月19日
画像:臥竜桜(全景2)


画像:臥龍桜


画像:臥龍桜(遠景)
注1)設置者名、設置年月とも不詳。国の天然記念物指定名称は「臥竜のサクラ」だが、観光案内をはじめ、現地では「臥龍桜」の名で呼び慣わされている
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)2005年2月1日、高山市に合併。旧行政区は大野郡宮村





 満開となった晴天の日曜日。混雑を予想して、家を早く出発した。着いたのは早朝6時10分。
 さすがに、この時間には駐車場もまだ疎ら。でも、すでに20人ほどが、臥龍桜の回りで鑑賞しておられた。
 ちょうど、太陽が花を照らし始めた頃だった。ベンチに座って、光が少しずつ強くなってゆくのを、ぼんやり眺めていた。(写真は6時40分頃の姿)
 臥龍の名の意味は、上図をご覧になれば、お分かりだろう。花が水平方向に大きく広がる樹形を、龍が寝そべる姿に見立てたのである。
 寝そべっているのは、もちろん、龍の気持ちが穏やかであるからだ。いったん怒れば、宥めることがかなわぬ怖い龍だが、ここでは、長閑な春を見物人と共に楽しんでいる。粋な名前を付けたものだ。
 臥龍桜はまた、ここに住む人々の誇りでもある。近くの空き地を所有する人のなかには、開花期に臨時駐車場として、場所を提供してくださっている方もおられるように見受けた。そればかりか、旧宮村のマンホールのデザインにもなっている。 画像:臥龍桜が描かれたマンホール
 車で訪ねる場合は、国道41号を行くことになる。開花時には、臥龍桜に近づくと、しっかり道案内表示が出ている。混雑は別として、辿り着くのは容易だ。
 鉄道を利用する場合は、さらに便利。なぜなら、臥龍桜は、JR高山本線飛騨一ノ宮駅のすぐ近くに立っているからだ。(左下図は、JRを跨ぐ歩道橋上から撮ったもの)
 一見の価値がある名桜だと思う。
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