ページタイトル:願正寺のハルニレ 当サイトのシンボルマーク

画像:願正寺のハルニレ(幹と並ぶ) 名称 願正寺のハルニレ (がんしょうじのはるにれ)
名称の典拠 「2018 北海道の巨樹・名木150選」(注1)
樹種 ハルニレ
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 330年(注2)
所在地の地名 北海道深川市納内町(おさむないちょう)3丁目
 〃 3次メッシュコード 6542−41−71
 〃 緯度・経度 北緯43度43分50.7秒
           東経142度08分06.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月6日

注1)今田秀樹著
注2)上記 「2018 北海道の巨樹・名木150選」による





 日本一長い直線区間を持つ国道として知られる国道12号をはじめ、石狩平野を走る道路は直線部分が長い。
 鉄道についてもそれは同じことで、上空から俯瞰すると、基本的には長い直線部分を短い曲線部分で繋いだだけの形に見え、鉄道模型のレールのようだ。
 直線部分の中には正確に東西方向に延びる部分もあって、その真ん中付近に納内(おさむない)駅がある。
 左図のハルニレは、納内駅の南東約400m。真宗大谷派恵日山願正寺の境内。
 上記「北海道の巨樹・名木150選」によると、『明治33(1900)年寺院建立当時、周辺はハルニレなどの天然大径木が多数あり、この木は郷土の木として伐採されずに残された』とのこと。いわば当地の開発記念樹ということだろうか。
 広々とした場所に立ち、球形の樹冠を戴いている。
 頂部を失い、写真の裏側では太い一の枝(それとも双幹だったうちの1本?)が失われた痕が大きな空洞となって口を開けているが、そんな傷をものともしない樹勢の良さである。
 野良着に身を包んだご住職が近くで畑仕事をしておられたが、突然の闖入者に気づいて手を休め、声を掛けて暖かく迎えて下さった。
 ハルニレも、満載した若葉を風に踊らせ、まるで全身で私を歓迎してくれているように思われた。 
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