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名称 願入寺のイチョウ (がんにゅうじのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町
〃 3次メッシュコード 5440−34−97
〃 緯度・経度 北緯36度20分03.3秒
東経140度35分05.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年9月22日
注1)環境省巨樹データベース(2010年調査)による
那珂川河口を望む高台に、親鸞の孫であり、本願寺2世とされる如信(にょしん)を開基とする岩船山願入寺がある。(現在は原始眞宗を称する単立寺院)
如信が陸奥布教の拠点とした大網(現福島県石川郡古殿町)の草庵に始まる寺で、各地を転々とした後、延宝2年(1674)、水戸黄門(みとこうもん)の名で有名な水戸藩2代藩主徳川光圀(とくがわみつくに)公によって現在地に移されたという。(案内板による)
広大な境内の裏手が墓地になっていて、その入口にこのイチョウが立つ。
根元から大きく3幹に分かれ、幅の広い大きな樹冠を戴いている。樹勢良く、まだ若々しい印象を得たが、願入寺では光圀公のお手植えと伝えているようだ。
イチョウとは関係のない話だが、願入寺には「やすらぎの鐘」の名をもつ大梵鐘がある。口径2.1m、高さ3.45m、重量12.5トンの大梵鐘である。全国で5番目、名古屋以東では随一の大きさだとか。
一般人も撞くことが可能ということで(要志納)、私も撞かせていただいた。
撞いた後、東日本大震災犠牲者のご冥福を祈りつつ、合掌して耳を澄ましていると、腹に響く余韻がずいぶん長い間続いていた。 |
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