|
|||||
名称 岩窟観音堂の大杉 (がんくつかんのんどうのおおすぎ) 名称の典拠 「長野県の文化財」(注1) 樹種 スギ 樹高 45m(注2) 目通り幹囲 8.6m(注2) 推定樹齢 450年(注3) 所在地の地名 長野県長野市戸隠栃原字田頭(注4) 〃 3次メッシュコード 5538−00−14 〃 緯度・経度 北緯36度40分57秒 東経138度02分51秒 戸隠村指定天然記念物(1972年11月1日指定)(注4) 撮影年月日 2002年6月30日 注1)八十二文化財団のホームページ。 1988年4月17日に建立された現地の標柱には「岩窟観世音大杉」とあったが、他の戸隠村指定天然記念物の名称と比較すると、これが指定名称とは思えない。それで「長野県の文化財」の呼称に従った 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による 注3)「長野県の文化財」による 注4)2005年1月1日、長野市に編入合併。旧行政区は上水内郡戸隠村 県道404号の田頭バス停から北に入る。入口に大きな案内板があるので、見落とすことはない。その先も案内板通りに行けばよい。 集落を抜けると、途中からは狭い砂利道となる。観音堂は山中にあって見えないが、広い駐車場があり、遊歩道の案内板もあるので大丈夫。 上記データでは推定樹齢を450年としているが、安和2年(969)に平維茂(たいらのこれもち)が植えたという伝説もある。鬼無里から戸隠にかけては、鬼女紅葉伝説の郷であるから、あちらこちらに平維茂が登場する。 大杉と会い、観音様への参詣も終わって、帰り支度をしていると、下から土地の人が上がってきた。大鎌を持っているので、どこかの下草刈りに行くところのようだ。腰に鈴をつけていたので、「この辺りは熊が出るのですか?」と尋ねてみた。 答えはイエス。しばしば山中に出てくるらしい。 当地ではどうなのか知らないが、最近は遊山客の食べ残しを漁りに来る熊もいるらしい。ヒトのマナーの悪さが、クマを人里に誘き寄せる一因となっているとは嘆かわしいことだ。 |
|||||