ページタイトル:鰐淵寺の三台杉 ロゴ:人里の巨木たち

画像:鰐淵寺の三台杉

画像:鰐淵寺本堂

画像:鰐淵寺参道脇を流れる渓流
名称 鰐淵寺の三台杉 (がくえんじのさんだいすぎ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 スギ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 島根県出雲市別所町(注3)
 〃 3次メッシュコード 5332−16−00
 〃 緯度・経度 北緯35度25分22.1秒
           東経132度44分55.5秒
天然記念物指定 なし(注4)
撮影年月日 2016年3月30日

注1)境内案内図に「三台杉」とあったので
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2005年3月22日、出雲市に合併。旧行政区は平田市
注4)天然記念物としての指定はないが、境内全域が国指定史跡である





 出雲大社の背後から、400〜500m級の山々が連なる山脈が東に延びている。
 その中の最高峰である鼻高山(はなたかせん、536m)に発して北向きに流れ、途中で唐川川(からかわがわ)に合流して十六島湾(うっぷるいわん)に注ぐ短い川がある。(「河川・湖沼名辞典」では鰐淵寺川。Wikipediaでは鰐淵川。正しくはどちらなのだろう?)
 天台宗浮浪山一乗院鰐淵寺は、その上流部。
 鰐淵寺は推古天皇2年(594)の創建と伝え、最澄が比叡山に延暦寺を開くと、最初の延暦寺の末寺となったとも伝える。一時期には出雲大社の別当寺を務めたこともある名刹である。(私が訪問する少し前、2016年3月1日には、「鰐淵寺境内」が国指定史跡となった)
 駐車場に車を置き、渓流に沿って歩き始める。
 小さな滝あり、淵あり、岩を滑る清流ありで、歩いて気持ちの良い参道だ。ところどころに巨木も散見される。(駐車場は無料だが、入山料必要)
 石段をいくつか登ると、もっとも高い所に本堂がある。ここでは延暦寺の根本中堂に倣い(?)、「本堂」ではなく、「根本堂」と呼ばれている。
 その右(向かって左)、同じ高さに摩陀羅(まだら)神社があって、その摩陀羅神社と根本堂の間に、3本の大杉が一列に並んでいる。これが「三台杉」だ。
 中央に立つ1本がやや太いが、3本とも同時期に植えられた可能性が高い。
 ところで、何故これが「三台杉」なのだろう。
 境内の大切な場所に一列に並んでいることから、何か意味があると思うのだが、私の盆暗頭では想像がつきそうにない。
 「三台杉」の名の由来について、ご存じの方がおられたら、ご教示いただけないだろうか。
ボタン:島根県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る