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名称 双葉のミズナラ (ふたばのみずなら)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 ミズナラ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 7.2m(注2)
推定樹齢 1200年(注3)
所在地の地名 北海道網走郡津別町双葉
〃 3次メッシュコード 6544−40−00
〃 緯度・経度 北緯43度40分33.1秒
東経143度59分55.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月10日
注1)設置者名・設置年月とも不詳
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による。ただし幹囲については瘤を含めての値である
注3)上記樹名板による
双葉のミズナラはずいぶん深い森のなかにある。
昭和61年(1986)に北見林務署(現在のオホーツク総合森林局東部森林室)の職員が発見するまで、人知れず立っていたミズナラだという。
周囲の木々は、植林された木々も含め、みな若々しい。この辺りは度々山火事が起きたところで、このミズナラのみが焼失を免れたと考えられているようだ。(以上、「2018
北海道の巨樹・名木150選」による)
そんな人里離れた木だが、津別町からは町の自慢の一つとして大切にされ、環境整備もされて、今は車で訪ねることができる。(気象その他の条件により通行不可のときもある)
国道240号から道道494号(訓子府(くんねっぷ)津別線)に入り、共栄橋で網走川(あばしりがわ)を渡った先の十字路右側にミズナラへの案内表示が出ている。
この道は峠の牧場を越えて道道27号(北見津別線)に至るようだ。道なりに進んで行くと、登りの途中にミズナラへの分岐(林道入口)があって、林道側に入林届提出用の赤いポストとミズナラへの案内表示がある(車窓から案内表示は見えにくい)。あとは林道を道なりに進むと、ミズナラの下に出る(そこにも案内表示あり。なお、ミズナラの先は一般車通行禁止)。思っていたほど悪い道でもなかった。
確かにすばらしいミズナラである。自慢するだけのことはある。
枝の折れた痕が瘤になって残っているが、そこからだけでも、これまでミズナラに与えられた試練の数々が想像される。それでいて、芽吹く葉は、まるで何事もなかったかのように、若い木々と同じく若々しい。本当に植物とは不思議なものだ。
アプローチの長さも手伝って、今回の北海道探訪で強く記憶に残る1本となった。 |
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