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名称 古舘のエドヒガン (ふるだてのえどひがん)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 岩手県奥州市衣川古館(注3)
〃 3次メッシュコード 5841−40−90
〃 緯度・経度 北緯39度04分54.4秒
東経141度00分02.3秒
奥州市指定天然記念物(1999年11月1日指定)
撮影年月日 2024年4月19日
注1)合併前の胆沢郡衣川村による指定名称は単に「エドヒガン」だったが、合併後改めて奥州市指定天然記念物となる際に、この名前に変わったと思われる
注2)PDF「奥州市の文化財」(2016年版)による
注3)2006年2月20日、2市2町1村が合併して奥州市誕生。旧行政区は胆沢郡(いさわぐん)衣川村(ころもがわむら)
北上川支流の衣川(ころもがわ)増沢(ますざわ)ダム(注4)から直線距離で南東に約3.6km。左岸側に衣川古館の集落があり、斜面下部と水田の境界部に左図のエドヒガンが立つ。
上記「奥州市の文化財」によると、『毎年4月下旬の種干し時期に無数の花をつけることから「みぼし桜」として親しまれて』きたとのこと。
農作業に不案内な私は、いったいどんな作物のどんな作業を指しているのやらさっぱりわからないのだが、「種蒔き桜」と同様、自然現象から季節を知った時代の農家にとって、必要な農作業の時期を教えてくれる大切な桜だったのだろう。 この年は東北北部の桜が異常に早く咲いてしまった。このエドヒガンも例に漏れない。
訪ねた時は既に散り果て状態で、花はごく僅か残るだけ。
私は見ることができなかったが、満開時には、スギ林を背景に、美しい姿が浮き出るように見えるのではなかろうか。
注4)正式名称は「衣川1号ダム」 |
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