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名称 舟つなぎの椎の木 (ふねつなぎのしいのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スダジイ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 7.9m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 富山県富山市山本字畑田
〃 3次メッシュコード 5537−00−19
〃 緯度・経度 北緯36度41分04秒
東経137度07分03秒(注3)
富山県指定天然記念物(1965年1月1日指定)
撮影年月日 2003年5月4日
注1)2002年3月に富山県教育委員会と富山市教育委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)位置が少し違っているかも知れない
現地の案内板によれば、昔、ここに鍛冶川が流れ、放生津潟に注いでいたらしい。木の名は、この辺りが上り下りの舟つなぎ場だったことからの命名という。
今では地形がすっかり変わり、放生津潟はなく、鍛冶川からも300mほど離れてしまった。周囲には水田が広がり、あるいは舟着場であったかも知れぬあたりにはゲートボール場があるのみである。
椎の木自体も主幹を大きく失い、かつて1本であったと聞かなければ、その旧の姿を想像できないほどに形を変えてしまった。
まさに諸行無常ということなのだろう。
しかし、だからこそ、いまも懸命に生きている椎の木の姿に感動を覚えるのである。 |
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