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名称 舟子のカツラ (ふなこのかつら) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 カツラ 樹高 20m(注2) 目通り幹囲 11.8m(注2) 推定樹齢 800年以上(注3) 所在地の地名 福島県会津若松市大戸町大川字舟子 〃 3次メッシュコード 5639−07−14 〃 緯度・経度 北緯37度20分53.3秒 東経139度55分28.9秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2007年10月6日 注2)環境省「巨樹・巨木林調査」フォローアップ調査による(調査結果は奥多摩町「日原森林館」サイトから入手可能 注3)上記案内板による 2000年の環境省フォローアップ調査で、舟子地区にカツラの巨木があることを知った。どうやら林道沿いにあるらしい。ならば、ガイドなしでも見つけることが出来そうだ。 舟子集落で所在を尋ねたところ、丁寧で適切なご教示を得た。林道沿いは間違いないが、入口を鎖で締め切っていて、一般車は入れないこと。しかし、歩いても5〜6分の距離にあること等々。 おっしゃる通り、林道入口はふさがれていた。林道の通行マナーなどを記した表示板があるところをみれば、以前は一般に開放されていたのだろう。それが、今は通行不可。入山禁止の表示もある。山菜採りのマナーの悪さが、このような措置を招いたのだろうか。(カツラの説明をしてくれた御仁は、部外者の私に、とても好意的だった) そこで、林道入口からは歩くことにした。 6分歩いたが、着かない。でも、道中の様子は聞いていたとおりだったので、不安はなかった。 それから2〜3分後、左手にカツラが見えた。特別ゆっくり歩いたつもりはないのだが、やはり歩き馴れている人には敵わない。5〜6分という情報も正確だったのだと思う。 カツラは低地側斜面に立っており、カツラの横を通って、真下まで道がつけられている。丸太を土留めにした階段である。ただし、訪問者は多くないらしく、往復の間に、ズボンにイノコズチの実がどっさりついた。ところどころ、草に隠れて階段が見えにくい。 カツラの下方、少し離れて木製のテラスが設置されている。上図はそこから見たカツラの姿。 カツラの根元から清水が湧き出ている。間伐した杉丸太の軸方向にV字形の切れ込みを入れて作った木樋を繋いで、テラスまでその水を引いている。カップも備えてある。粋な計らいだ。 冷たい水で喉を潤し、しばしカツラに見とれていた。 |
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