ページタイトル:福栄神社のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:福栄神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 福栄神社のスギ (ふくさかえじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注3)
推定樹齢 300年以上(注3)
所在地の地名 鳥取県日野郡日南町神福(かみふく)
 〃 3次メッシュコード 5233−52−34
 〃 緯度・経度 北緯35度06分42.3秒
           東経133度18分03.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年10月16日

注1)福榮神社が正式名だが、通例に倣い「榮」は新字の「栄」と表記した
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)地表面から1.3mの高さで幹囲を実測したところ552cmあった





 JR伯備線上石見(かみいわみ)駅の西方約4.7km。岡山県との県境の山である妙見山(みょうけんやま、725m)北麓に福栄神社が鎮座する。
 現在は楽楽福神社(ささふくじんじゃ。旧字の樂樂福神社が正式名)の宮司さんが兼務する神社で、楽楽福神社の公式ウェブサイトに福栄神社の由緒が載っている。
 それによると、祭神は玉依姫命(たまよりひめみこと)はじめ全部で30柱。社伝には、往古妙見山の頂にあったが、尼子氏が社地の隣に城を築いた際、祭神がそれを嫌って麓に遷座したと伝えられているようだ。遷座地の前には田が広がり、その田に大石が2つあったようで、近世までは田中大明神と称して郷内9ヶ村(旧福栄村)の産土神であった。明治元年(1868)に神戸社、同6年(1873)には神戸神社、そして大正2年(1913)には近隣11社を合祀して福栄神社と改称したとのこと。
 太鼓を打ち鳴らしながら地区内を練り歩いて五穀豊穣と一家繁栄を祈願する「かしら打ち」という行事があって、平成17年(2005)に鳥取県から無形民俗文化財指定を受けている。
 大杉は社殿より一段下の平面上、拝殿に向かって左に少し離れて立つ。
 環境省データ(1988年以前の測定値)では幹囲492cmとあるが、明らかにもっと大きい。実測してみたら552cmあった。
 現在も成長途上にある大杉である。
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