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名称 袋原のエノキ (ふくろはらのえのき)
名称の典拠 「緑の文化財」(注1)
樹種 エノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 7.5m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 福島県河沼郡会津坂下町長井袋原
〃 3次メッシュコード 5639−36−44
〃 緯度・経度 北緯37度37分37秒
東経139度48分31秒
会津坂下町指定天然記念物(1978年3月9日指定)
撮影年月日 2004年5月15日
注1)1983年3月に福島県総合緑化センターが刊行(福島県監修)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
袋原は、四方を阿賀川(新潟県に入ると阿賀野川と名を変える)と、その三日月湖に囲まれた台地だ。袋原の地名はそのことと関係があろう。
その昔、ここに山都(やまと)と会津坂下(あいづばんげ)を結ぶ街道があったという。そして、エノキの立つ場所には一里塚があったと伝えられているようだ。
現在は、畑の最周縁部にあたる。というか、その先はもう三日月湖面に続く未耕作地である。
土地の方に伺うと、エノキのことは知っておられたが、滅多に訪れることもないようだ。場所がわかりにくいこともあり、まして、よそからの訪問者は少ないのだろう。乗用車で近づくには、かなり勇気を要するアプローチだ。
もとは2本の融合木だったようだ。今は1本しかない。私の目測では、目通りは4.3mほど。
「緑の文化財」の写真と比べてみると、まっすぐ立っていた立派な方の幹を失ってしまったようだ。落雷の被害らしい。
せめて、残った1本には長生きしてほしいものだ。 |
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