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名称 藤白神社のクスノキ
(ふじしろじんじゃのくすのき)
名称の典拠 天然記念物指定名称より
樹種 クスノキ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 8.9m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 和歌山県海南市藤白
〃 3次メッシュコード 5135−11−67
〃 緯度・経度 北緯34度08分41秒
東経135度12分34秒
海南市指定天然記念物(1998年7月1日、「藤白神社のクスノキ群」の名称で境内のクスノキ巨木5本を一括指定)
撮影年月日 2014年3月24日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
阪和自動車道海南インターチェンジのすぐ北に藤白神社が鎮座する。
藤白神社は昔の藤白王子の跡で、昭和33年(1958)には和歌山県指定史跡とされた。
藤白王子(ふじしろおうじ)は、熊野九十九王子のうちでも格式が高いとされる五体王子の一とされ、中世における熊野御幸ではここで宿を召されるのが常だったという。
境内に大クスが数本。
最大のクス(左上図)は本殿前方。根元には、宇多・花山・白河3上皇の熊野御幸を記念して建てられた「聖皇三代重石」がある。
ほかに、子守楠神社のクス、駐車場近くのクス(いずれも「少し大きめの画像」で紹介)が目につく。
ところで、かつては子供の名前を神様から授かることも多かったようだ。神社にお願いして授けて貰うのである。
ここでは、熊野の「熊」、藤白の「藤」、そして「楠」の文字を授かることが多かったという。
博物学者南方熊楠(みなかたくまぐす)もその一人。「熊楠」という奇妙な名に、これまで一種不思議な思いがあったのだが、理由がわかってすっきりした。 |
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