ページタイトル:藤坂のカツラ 当サイトのシンボル

画像:藤坂のカツラ(幹と並ぶ)

画像:藤坂のカツラ
名称 藤坂のカツラ (ふじさかのかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 12.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 兵庫県丹波篠山市藤坂(注3)
 〃 3次メッシュコード 5235−52−54
 〃 緯度・経度 北緯35度08分11.3秒
           東経135度18分33.5秒
兵庫県指定天然記念物(1990年3月20日指定)
撮影年月日 2010年6月4日


注1)篠山市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)1999年4月1日、多紀郡内の4町が合併して篠山市誕生。旧行政区は多紀郡篠山町。さらにその後2019年5月1日、市名を篠山市から丹波篠山市に変更





 京都府との県境近く、県道300号藤坂峠の南東800mほどの山中に、大きなカツラがある。
 車を利用する場合は、まず、県道上、藤坂峠の700mほど東の地点を目指す。車の幅よりちょっと広い程度の細い道が南に向かっているので、その先を目で追うと、山裾に小さく案内板が見える。これが、カツラに至る道である。県道脇には、「藤坂の大桂」と記した小さな標識も設置されている。
 この道はカツラの下方まで続いているのだが、一般車は通行を許されていないので、県道から見えた案内板近くに車を置いて歩く。カツラまでは、約20分。
 歩き始めて間もなく、金網の扉がある。農業被害をもたらす野生動物の侵入を防ぐためだ。このような扉は、通り過ぎたらすぐ閉めるのが原則。金網の隙間から手が入るので、再びかんぬきを掛けて、さらに前進。
 林道?を進んで行くと、やがて右手の小さな沢に沿って登る細い山道が現れる。そこにもカツラへの案内標識。もう一息だ。
 カツラはかなりの急傾斜面に立っていた。
 ただし、山道には階段があり、カツラのそばには木製デッキがあるので、危険を感じることはない。
 さすがに、なかなかの体格である。「新日本名木百選」に選ばれるだけのことはある。極端な逆光で、うまく撮影できなかったのが残念。
 毎年5月10日の藤坂春日神社の祭礼では、このカツラの枝が用いられるのだそうである。力強い生命力にあやかろうというのだろうか。 
ボタン:兵庫県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る