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画像:藤井神社のクスノキ 名称 藤井神社のクスノキ (ふじいじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 9.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 静岡県藤枝市平島
 
〃 3次メッシュコード 5238−22−42
 
〃 緯度・経度 北緯34度52分36.3秒
           東経138度16分50.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2005年12月26日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 藤井神社の祭神は弥都波能売命(みづはのめのみこと)。江戸時代以前にはすでにあった古社のようだが、正確な創立年暦は不詳。現奈良県吉野村の丹生川上神社の分霊を勧請したと伝えている。
 水を司る神様だということで、瀬戸川の氾濫に悩まされた先人の、何とか災厄を免れたいとの願いを引き受けてきたと思われる。なお、水の神の使いが蛇であるため、蝮(マムシ)の害を避けることもできるとされているようだ。
 大クスノキは、確かに堂々たる根回りを有しているが、主幹はとうに失われ、そこには空洞が開き、根元も洞窟のようになっている。残された幹は後代に育ったものらしく、最大の幹でも目通りは1m強といったところか。
 極端な言い方をすれば、かつての巨木の根の部分がまだ生きている、といった姿である。
 しかし樹勢は悪くなさそうだ。
 これらの幹が成長し、何百年後かに再び境内を覆わんばかりの巨木にまで育つことを願う。
 
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