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名称 富士太郎杉 (ふじたろうすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 45m(注2)
目通り幹囲 8.2m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 山梨県富士吉田市上吉田
〃 3次メッシュコード 5338−16−63
〃 緯度・経度 北緯35度28分15.0秒
東経138度47分33.5秒
山梨県指定天然記念物(1958年6月19日指定)
撮影年月日 2002年12月27日
注1)大杉の傍に立つ高札風の立札(設置者・設置年月とも不詳。神社が設置したと思われる)による。なお、近くに1999年3月に山梨県教育委員会と富士吉田市教育委員会が連名で設置した案内板もあり、それには「北口本宮富士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)の大スギ」とある。多分それが天然記念物としての正式名称だと思うが、人々に親しまれた通称の方を取り上げた
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
国道138号から富士吉田口登山道が始まるところに北口本宮富士浅間神社がある。祭神はもちろん木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。
平凡社「山梨県の地名」によれば、古くは浅間明神と呼ばれ、明治初年(1868)に富士嶽(ふじたけ)神社と改称、さらに同43年(1910)、富士浅間神社と改称。戦後、昭和21年(1946)に現在の北口本宮富士浅間神社に改めた。
広大な境内には巨木が多く、歴史の厚みを感じさせる。
太郎杉は拝殿に向かって左手前に立つ。太い幹がスッと立ち上がり、境内一の雄姿を示している。
根がまたすごい。板状に広がり、巨大な漏斗を伏せたようである。
最初にちょっと見たときにはわからなかったが、社殿側の幹はかなり傷んでいるらしい。表面にどこかのスギの樹皮を張り付けてカモフラージュしているが、かなりの範囲が、いわば人工表皮である。見た目よりも衰弱しているのだろうか。
社殿の横には目通り8.0mの「次郎杉」もある。 |
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