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画像:下條の普賢象桜_1

画像:下條の普賢象桜_2

画像:下條の普賢象桜の花
名称 下條の普賢象桜
    (しもじょうのふげんぞうざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 12m(注2)
目通り幹囲 8.6m(注2)
推定樹齢 伝承500年(注2)
所在地の地名 福島県耶麻郡西会津町野沢下條
 
〃 3次メッシュコード 5639−35−01
 
〃 緯度・経度 北緯37度35分11.1秒
           東経139度38分32.6秒
西会津町指定天然記念物(1990年4月25日指定)
撮影年月日 2004年4月25日(初出写真)
        2010年4月30日(掲載写真)

注1)西会津町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 西会津町の中心部、現在の国道49号と旧国道に挟まれた地域、阿賀川(新潟県に入ると阿賀野川と名を変える)の支流四岐川(よまたがわ)右岸の段丘の縁近くに立っている。
 空洞に白狐が住んでいたという言い伝えから「化け桜」、またはその長寿から「千歳桜」など、様々な異名を持つ。黒ずみ、ごつごつした幹肌は、もはや樹木の範疇を超越しているように見える。まるで異次元の生物のようだ。
 残念ながら、訪問は花に間に合わなかった。近くで農作業をしておられた方のお話では、4〜5日ほど前に満開になったばかりだが、ここ2日の嵐で、すっかり散ってしまったとのこと。はるばる遠くから訪ねて来たことを知って、自分のことのように気の毒がっておられた。言葉の端々に暖かい人情が感じられた。
 ところで「普賢象」の名だが、八重桜に同名の品種がある。だとすれば、種名としての和名をサトザクラとすべきだと思うのだが、現地の案内板ではエドヒガンとされている。花を見れば、いくら素人の私でも区別はつくのだが、今後の宿題としておきたい(注3)。


注3)2010年の満開時に再訪問。園芸種の普賢象桜ではなく、花色の濃いエドヒガンであることを確認した(左下図の花を参照のこと)
 
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