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不動窟 |
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名称 小原不動窟の大ソテツ
(おばらふどうくつのおおそてつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ソテツ
樹高 5.5m(注2)
目通り幹囲 11.8m(注3)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 福岡県築上郡築上町小原(注4)
〃 3次メッシュコード 5031−30−54
〃 緯度・経度 北緯33度37分52.5秒
東経131度03分01.5秒
福岡県指定天然記念物(2001年3月27日指定)
撮影年月日 2015年3月16日
注1)2004年3月に旧椎田町教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による
注3)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注4)2006年1月10日、築上郡内の2町が合併して築上町誕生。旧行政区は築上郡椎田町
東九州自動車道(椎田道路)椎田インターの南西700mほど。真如寺川(しんにょうじがわ)の西の山裾に、岩が削られて出来た小規模なオーバーハングが続く場所がある(真如寺川がこのように削りだしたと思われる)。
そこは、修験の道場だったとの言い伝えがあり、小原不動窟と呼ばれている。そこからは約6千年前の人骨や土器なども出土したそうで、小原岩陰遺跡ともされている。(案内板による)
不動窟の手前に立つ大ソテツを訪ねた。
11.8mの環境省データに期待を込めての訪問だったが、残念ながらこの値は実態を反映していないようだ。
案内板によると、元来は壮大な樹形であったが、「昭和50年(1975)頃から自重に耐えきれず倒壊が相次いだ」という。その後、平成15年度(2003年度)に土壌改良を行うなど樹勢涵養手当が施されたようだが、残念ながら、各地の大ソテツに比べ、あまり樹勢が良いようには見えない。
せっかく県の天然記念物になったのだから、是非とも元気を回復して欲しいものである。 |
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