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名称 不動神社のケヤキ (ふどうじんじゃのけやき) 名称の典拠 なし 樹種 ケヤキ 樹高 不明 目通り幹囲 5.4m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 青森県三沢市本町1丁目 〃 3次メッシュコード 6041−72−98 〃 緯度・経度 北緯40度40分01.8秒 東経141度21分10.5秒(注2) 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2009年8月18日 注2)これは上図のケヤキの位置 JR東北本線三沢駅の南300m、県道10号の西に不動神社が鎮座している。 境内に2本の大ケヤキがある。1本は拝殿の左(向かって右)、交差点の近く(上図)。もう1本は鳥居の脇(下図)。2本は似たようなサイズだが、上図の個体の方が少し大きいようだ。 いずれも境内の端の斜面上に立つため、根元の高地側、低地側の高低差が大きい。上記実測値は、環境省の調査要項通り、高地側から地上1.3m地点の幹囲を測定したもの。道路側(低地側)から見た実感は、もっと太い。 ところで、20世紀前衛芸術家の一人寺山修司(てらやましゅうじ。1935〜83)は、昭和20年からの4年間、多感な少年期を三沢で過ごしている。住んでいた青森市が大空襲に遭い、父の実家がある三沢に疎開してきたのだった。(寺山修司記念館のWEBサイトに詳細説明あり) 当時、この不動神社境内も、重要な遊び場の一つだったという。かくれんぼ遊びで、ケヤキの陰に隠れたこともあったであろう。 寺山修司に「大いなる欅(けやき)にわれは質問す空のもつとも青からむ場所」という歌があるそうだ。 歌のケヤキは、広野に立つ一本ケヤキを想像させるけれども、いわば第二の故郷である不動神社大ケヤキに、遠くつながっているようにも思われる。 ※ 2010年に2本とも伐採されてしまったようだ。樹勢の良い立派なケヤキだっただけに、残念である。(2014年6月10日追記) |
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