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名称 八坂神社の槻の木 (やさかじんじゃのつきのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 6.1m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岩手県宮古市江繋(えつなぎ)(注3)
〃 3次メッシュコード 5941−25−42
〃 緯度・経度 北緯39度32分09.6秒
東経141度39分32.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年8月28日
注1)1995年12月に旧川井村教育委員会が設置した案内板には「八坂神社・槻の木」とあった
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2010年1月1日、宮古市に合併。旧行政区は下閉伊郡川井村
閉伊川(へいがわ)の支流小国川(おぐにがわ)左岸、川に沿って並ぶ家々を縫って走る道がある。多分、これがかつての国道340号だったのだろう。
大ケヤキが立つ八坂神社は、西から流れてきた薬師川が合流する地点近く。上記の旧道を進めば、自然に目に入る。すぐ近くに、女流歌人西塔幸子(さいとうこうこ)の記念館があるので、そこを目指してもよい(江繋は彼女の終焉の地)。
ケヤキは、低い位置の側枝が整理され、5〜6mほどの高さまで、まっすぐ立ち上がっている。枝の落下を予防する意味か、樹冠の幅は抑えられているけれども、樹勢は良いように見える。
案内板によると、大正11年夏、幸田露伴(こうだろはん)が早池峰山に来たとき、ここまで足を伸ばして江繋の小原旅館に滞在したことがあったらしい。その際、このケヤキを題材に、小説「槻ノ木の家」を書き上げたという。(恥ずかしながら、私は小説の内容を知らない)
露伴は、このケヤキの何に触発されたのだろうか? |
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