|
|
|
名称 江須崎のスダジイ (えすざきのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 和歌山県西牟婁郡すさみ町江住
〃 3次メッシュコード 5035−14−97
〃 緯度・経度 北緯33度30分02秒
東経135度35分29秒
国指定天然記念物(1953年11月14日、「江須崎暖地性植物群落」の名称で、島に生える植物全体を指定)
撮影年月日 2014年3月19日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
大字江住の西端に、太平洋に向かって突き出た小さなポリープのような地形がある。小さな島と、それに向かって突き出た小さな半島の組み合わせで、小島は江須崎島と呼ばれている。
江須崎島には春日神社が鎮座する。木々に覆われた島の全域が春日神社の社叢である。
神域として人の手が入らなかったものか、暖地性植物原生林の様相を呈し、特に「ハカマカヅラ、サカキカヅラ、ナシカヅラ等の蔓性巨樹が夛いことで著るしい」という。昭和28年(1953)に、社叢全体が国の天然記念物となった。
天然記念物だから、遊歩道以外の立ち入りは禁じられているが、江須崎島を一周する遊歩道を歩くだけでも、原生林の雰囲気は十分に感じ取ることが出来る。
左図は、出会ったなかで最大と思しきスダジイである。春日神社から江須崎灯台に向かう遊歩道脇に立っている(遊歩道上から撮影)。少し離れた位置からの目分量値で、6mを超えているのは間違いなさそうに思われた。
1991年刊行の環境庁「日本の巨樹・巨木林」には、全部で60本の巨樹が計上されている。あるいは、これ以上の大物が潜んでいるのかも知れない。 |
|