ページタイトル:恵利八幡神社の樟 当サイトのシンボルマーク

画像:恵利八幡神社の樟(幹と並ぶ) 名称 恵利八幡神社の樟
    (えりはちまんじんじゃのくす)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 クスノキ
樹高 不明
目通り幹囲 8.8m(注2)
推定樹齢 伝承900年以上(注3)
所在地の地名 福岡県久留米市田主丸町恵利(注4)
 〃 3次メッシュコード 5030−05−23
 〃 緯度・経度 北緯33度21分25.8秒
           東経130度40分14.1秒
久留米市指定天然記念物(1990年5月11日指定)
撮影年月日 2017年4月2日

注1)天然記念物指定名称は「八幡神社の樟」だが、各地に八幡神社は多いので、私のサイトでは地名を冠して呼ばせてもらうことにした
注2)地表面から1.3mの高さにおける幹囲を実測(柵があって中には入れなくても、対象とする樹木の近くに障害物がない場合は、柵の外から幹の表面に沿って1周以上メジャーを回し、重なった部分の2つの目盛りを引き算することで測定可)
注3)樹下の石碑の内容から計算
注4)2005年2月5日、久留米市に合併。旧行政区は浮羽郡田主丸町





 田主丸町恵利に鎮座する八幡神社は、筑後川(ちくごがわ)左岸。JR田主丸(たぬしまる)駅からは北西に2.9kmほど。南隣の朝帰(あさがえり)という名前の集落から恵利(えり)に至る道を突き当たったところ。
 随身門を潜ってすぐ左手に、左図の大クスが立つ。
 クスノキの近くに設置された「御神木大楠由来」と題する石碑によると、第73代堀河天皇(在位1087〜1107)の御代、この地方に大雨が降った。当時、神社は「千年川(私注:筑後川のこと)ノ沼岸」にあったため、「社殿等悉(ことごと)ク流失」。そのため、嘉承元年(1106)、恵利の里に宇佐神宮を勧請、社殿を再興したという。このクスノキは再興の記念樹として植えられたと伝えられているらしい。
 クスノキ云々について本当の話かどうか、今となってはもう誰も分からないが、氏子さんたちはクスノキのために玉垣まで作って大切に守っている。
 きっと碑文に書いてあるとおりなのだろう。
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