ページタイトル:円通寺のスギ 当サイトのシンボル

画像:円通寺のスギ(全景)

画像:円通寺のスギ(幹と並ぶ)
名称 円通寺のスギ (えんつうじのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 兵庫県丹波市氷上町御油(注2)
 〃 3次メッシュコード 5235−60−42
 〃 緯度・経度 北緯35度12分37.7秒
           東経135度01分36.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年10月17日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2004年11月1日、氷上郡内の6町が合併して丹波市誕生。旧行政区は氷上郡氷上町





 加古川右岸、標高302mの小山の東麓に、曹洞宗の名刹永谷山円通寺がある。ときに「井中の円通寺」と称されることもあるようだが、所在地は御油である(井中は隣の集落名)。
 永徳2年(1382)、時の将軍足利義満が後円融天皇の勅命により創建。開山は足利尊氏の第4子英仲法俊(えいちゅうほうしゅん)。第2世牧翁性欽(ぼくおうしょうきん)は関白近衛通嗣(このえみちつぐ)の第3子という。近隣にない有力な寺院であったことが伺われる。(平凡社「兵庫県の地名」や境内の案内板を参考)


画像:円通寺
 円通寺伽藍(江戸時代に再建)


 駐車場から本堂に至るスロープを登って行くと、蓮池のほとりに大杉が立っている。主参道を進む場合は、山門に向かって右手。
 大杉は、池の方に向かって、少し傾いている。幹そのものは湾曲せず、直線的に伸びているので、ある程度大杉に育ってから、なんらかの外的要因で傾いたものだろう。
 左上図でおわかりのように、頂部が失われている。何があったのだろうか。
 幸いにして、全体の樹勢に影響するほどではなかったようだ。
 
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