ページタイトル:円東寺の糸桜 当サイトのシンボルマーク

画像:円東寺の糸桜_1

画像:円東寺の糸桜_2
名称 円東寺の糸桜 (えんとうじのいとざくら)
名称の典拠 案内板(注1)の記述より
樹種 エドヒガン
樹高 6m(注2)
目通り幹囲 3.0m(注2)
推定樹齢 400年以上(注3)
所在地の地名 福島県二本松市渋川字下原(二本柳)(注4)
 〃 3次メッシュコード 5640−33−46
 〃 緯度・経度 北緯37度37分31.1秒
           東経140度27分26.0秒
二本松市指定天然記念物(1978年7月3日指定)
撮影年月日 2021年4月6日

注1)二本松市教育委員会が設置した案内板(設置年月不詳)に「“円東寺の糸ザクラ”とも称される」とあったので…。なお天然記念物指定名称は案内板のタイトルと同じく「桜の大木(しだれ桜)」
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記案内板による
注4)2005年12月1日、二本松市に合併。旧行政区は安達郡安達町





 払川(はらいがわ)右岸、二本柳の町並の西端に真言宗豊山派安達太良山円東寺がある。
 境内のほぼ中央にシダレザクラの古木が立つ。(イトザクラはシダレザクラの異称)
 花色の濃いベニシダレで、多くの支柱に助けられて比較的大きな樹冠を維持している。
 巨木としてはまだ物足りないものの、古木としての風情はなかなかのもの。
 花も美しい。訪ねた時は満開を過ぎ、「落花さかん」と言うに一歩手前ほどの状態だったが、まだ十分に美しかった。
 「二本柳沿革名義考」によると天正(1573〜92)頃、付近一体は原野だったが、既にこの桜はあった。のち慶長3年(1598)、二本柳の町割が行われるに伴って、安達太良山の猪鼻にあった円東寺を現在地に移設建立したと伝えられているそうである。(上記案内板より孫引き)
 伝承が正しければ、この地では桜の方が先輩だということになるわけだ。
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