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名称 円城寺のスダジイ (えんじょうじのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 島根県大田市三瓶町野城(上野城)
〃 3次メッシュコード 5232−64−05
〃 緯度・経度 北緯35度10分31秒
東経132度33分58秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年8月22日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
三瓶ダムが作った人造湖さひめ湖の右岸(北岸)高台に、天台宗霊椿山円城寺がある。
承平元年(931)、朝満の開基と伝え、朱雀天皇の勅願所だったという。かつては出雲国鰐淵寺(がくえんじ)と並ぶ大寺で、48坊、寺領3千石を有していたというが、毛利・尼子合戦の兵火で灰燼に帰した。
境域は昭和48年(1973)、大田市指定史跡・名勝第1号となった。しかし、往時の偉容を想像するのは難しい。なお、平成4年(1992)には、発掘調査によって、中世の僧坊跡や鍛冶工房跡、多量の陶磁器、瓦などが確認されたようだ。(平凡社「島根県の地名」と案内板を参考)
境内には巨樹も多く、1988年の旧環境庁調査では、さまざまな樹種を合わせて、25本(推定本数)が報告されている。
そのなかの最大木が幹囲5.1mのスダジイということだが、ざっと境内を歩いたところ、5mに達している個体はなさそうだ(目分量で)。枯れてしまったのだろうか。
なかで、「これが一番大きいかな?」と思ったスダジイを左図(上)に載せておく。草藪に囲まれて小さな祠があり、その背後に立っている。
下図は歴代住職墓地のスダジイである。これも、なかなか趣きがあった。 |
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