ページタイトル:栄春寺のタラヨウ 当サイトのシンボルマーク

画像:栄春寺のタラヨウ 名称 栄春寺のタラヨウ (えいしゅんじのたらよう)
名称の典拠 なし
樹種 タラヨウ
樹高 13m(注1)
目通り幹囲 2.9m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 石川県七尾市三引町(注2)
 〃 3次メッシュコード 5536−47−60
 〃 緯度・経度 北緯37度03分12秒
           東経136度52分30秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2018年5月20日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2004年10月1日、七尾市に合併。旧行政区は鹿島郡田鶴浜町





 能越自動車道田鶴浜インターチェンジの北西3km弱の所に赤蔵山(あかくらやま、179m)があり、北西麓の一部が「赤蔵山憩いの森」として市民に開放されている。
 高野山真言宗赤蔵山栄春院は憩いの森の北方。すぐ近くには憩いの森の駐車場(無料)がある。
 案内板によると、もとは不動院と称し、赤蔵山120坊の随一だった。長連龍がその母栄春院殿花渓樹盛大姉菩提のため、田地13石3斗を寄進。不動院を栄春院と改めて長氏の菩提寺としたという。かつては枯山水の庭園があったらしいが、今はもう面影を見つけるのも難しい。
 裏手の林にタラヨウが立つ。
 周囲にスペースが取られているのだが、回りの木々が育って日光が奪われがちのように思われる。風通しも悪いようで、ずっと上の方まで苔が幹を覆っている。
 ところで、幹囲3m前後では大した巨木でないと思われそうだが、もともとタラヨウは、そんなに大きくなるような樹木ではない。
 環境省巨樹データベースに載るタラヨウのなかで、日本海側では、近畿地方以北で唯一登録されている貴重なタラヨウなのである。(2018年5月現在)
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