ページタイトル:永岳寺の大カシ 当サイトのシンボルマーク

画像:永岳寺の大カシ(全景) 名称 永岳寺の大カシ (えいがくじのおおかし)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 シラカシ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 5.4m(注3)
推定樹齢 不明
所在地の地名 山梨県韮崎市大草町下条西割
 〃 3次メッシュコード 5338−43−16
 〃 緯度・経度 北緯35度41分02.1秒
           東経138度26分58.3秒
山梨県指定天然記念物(1959年2月9日指定)
撮影年月日 2017年8月28日

注1)韮崎市教育委員会と山梨県教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)地表面から1.3mの高さにおける幹囲を実測





 韮崎市役所の南方約3km。甘利小学校の南南西400mほどのところに臨済宗妙心寺派法性甲山永岳寺がある。
 案内板によれば、開山は大覚禅師蘭渓道隆(らんけいどうりゅう、1213〜78)。中国南宋の人で、鎌倉の建長寺開山でもある著名な禅僧である。
 墓地の一角に左図のシラカシが立つ。永岳寺に近づくと、自然にシラカシが目に入る。
 背が高く、樹形がスリムなものだから、遠目にはそれほど太く見えなかったのだが、近くで見ると、予想していたよりずっと太い。幹囲を測ったら、537cmもあった。
 案内板に記された寸法は、「根回り7.6m、幹根境界部の周囲6.5m、それより1.5m上の幹囲4.5m(後略)」。環境省データの4.5mは、この数値を記したのだと思うが、これは地上1.3mの高さよりかなり高い位置を測った数値であるうえ、天然記念物に指定された1959年当時の数値である可能性が大きい。もっとずっと大きく感じたのも当然なわけだ。
 案内板によると、かつては竹林がシラカシの背後まで迫っていたらしい。今はすっかり切り開かれ、風のよく通る開放的な環境となっている。 
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