ページタイトル:胴塚の楠 当サイトのシンボル

画像:胴塚の楠(幹と並ぶ)

画像:胴塚の楠(全景)
名称 胴塚の楠 (どうづかのくすのき)
名称の典拠 「えひめの巨樹・名木」(注1)
樹種 クスノキ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 7.1m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 愛媛県今治市朝倉下(注3)
 〃 3次メッシュコード 5033−70−91
 〃 緯度・経度 北緯34度00分01.2秒
           東経133度01分00.8秒
今治市指定天然記念物(1981年6月30日、「大楠と肩切り地蔵」の名で、史跡・天然記念物に指定)
撮影年月日 2013年5月20日

注1)1990年に財団法人愛媛の森林(もり)基金が刊行
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2005年1月16日、今治市に合併。旧行政区は越智郡朝倉村





 県道155号(今治丹原線)を挟んで、下朝小学校の北に少し引っ込んでグラウンドがある。クスノキはそのグラウンド内に立っている。
 市民に開放されている公共のグラウンドと思い込んで勝手に入ってしまったが、帰宅後、改めて調べてみたら、朝倉中学校の第二グラウンドだったようだ。悪意があったわけではないので、どうか無断侵入をお許しいただきたい。
 平安時代の末期、源氏方の河野軍が朝倉の地で平家方48人を討ち取ったという話がある。甦って害を為すことを恐れたか、死体から首を切り離して、首と胴をそれぞれ別の場所に葬ったという。その胴塚がここらしい。
 そして首塚には肩切り地蔵を安置し、胴塚にはクスノキを植えたと伝えられている。
 肩切り地蔵を史跡に、大楠を天然記念物に、それぞれを別に文化財指定するのが普通だと思うが、旧朝倉村は、これらをセットで史跡・天然記念物2件とした。
 せめて文化財指定の上では首と胴を一緒にしてやろうとの思いやりだろうか。
 
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