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名称 道了神社のクスノキ
(どうりょうじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 23m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 徳島県板野郡板野町川端字島中須
〃 3次メッシュコード 5134−13−58
〃 緯度・経度 北緯34度07分58.8秒
東経134度28分28.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年3月21日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)地上1.3mの高さにおける幹囲を実測
道了神社とは、風変わりな社号だ。
境内を探しても案内の類がなかったので、勝手に想像するのだが、道了の名でまず思い浮かぶのは、天狗である。神奈川県南足柄市にある曹洞宗の名刹大雄山最乗寺に伝わる話が有名だが、ここでは触れないことにする。
神と仏と天狗と仙人は、本来、同一ではない。しかし、いずれも人智を超える能力を有していることで、敬うべき存在である。上記の最乗寺では、本尊のお釈迦様とは別に、天狗(道了尊)も信仰対象として祀られている。
どんなことが原因となったか知らないが、ここでは、神さま同様、天狗さまも祀られることになったのではあるまいか。
高松自動車道から徳島自動車道に乗り換えるべく、県道1号を南下する際、偶然、道路脇に立つクスノキが目に入った。それがこのクスノキである。
実は、道了神社にクスノキ巨木があることは、前から知っていた。しかし、環境省巨樹データベース(1988年調査値)では幹囲519cm。クスノキ巨樹に事欠かない徳島県でこのサイズでは…と、探訪計画からはいつも外れていた。
ところが、実際は、もっとずっと大きかった。私の実測値では608cm。ご覧の姿である。
すばらしい成長力に驚くとともに、まだまだ隠れた巨木が存在しそうな予感がした。 |
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