名称
堂形のシイノキ
(どうがたのしいのき)
名称の典拠
現地の案内板(注1)
樹種
スダジイ
樹高
12m/13m(注2)
目通り幹囲
7.4m/5.2m(注2)
推定樹齢
不明
所在地の地名
石川県金沢市広坂1丁目
〃 3次メッシュコード
5436−65−72
〃 緯度・経度
北緯36度33分44秒
東経136度39分28秒
国指定天然記念物
(1943年8月24日指定)
撮影年月日
2003年9月27日
注1)旧文部省が設置した高札形の案内板(設置年月不詳)
注2)現地の案内板による。いずれも前者が向かって右の木のデータ
旧石川県庁正面玄関の左右に、一対のスダジイの巨木が立っている。というか、整った幅広の樹形は「立つ」より「鎮座する」と形容した方が似合いそうだ。
上記データでは向かって右の方が太くなっているが、実際に見た感じでは、樹高・根回り・目通りともほぼ同じではなかろうか。いずれにも枯れた幹が見られるが、樹形にぽっかり穴が開くようなことはない。
このあたりは高台にある金沢城の南に隣接している。兼六園からは西に当たる。広坂の地名のとおり、城内に続く広い坂道があったのかもしれない。
また、近くの石柱の説明文によれば、昔、藩政時代に、ここには京都の三十三間堂の「通し矢」を模した練習場があり、「堂形」と呼ばれた。のち廃されて米倉が建てられたが、「堂形」の地名は残ったということである。