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画像:道仏の大銀杏

画像:道仏の大銀杏(全景)

画像:道仏の大銀杏(幹と並ぶ)
名称 道仏の大銀杏 (どうぶつのおおいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 10.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 青森県三戸郡階上町道仏字銀杏木窪
 
〃 3次メッシュコード 6041−55−22
 
〃 緯度・経度 北緯40度26分19秒
           東経141度38分55秒
階上町指定天然記念物(2008年3月21日指定)(注2)
撮影年月日 2005年8月1日(左写真)
        2013年8月26日(少し大きめの画像)


注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)その後、2018年4月9日付で青森県指定天然記念物となった。天然記念物指定名称は「銀杏木窪の大銀杏」で、読みは「いちょうのきくぼのおおいちょう」





 道仏小学校の南1kmほどのところに、大きなイチョウの木が立っている。
 集落の名も「銀杏ノ木」。根元に小さな社があるが、その名も銀杏大明神。ここではイチョウそのものが御神体であり、村のシンボルなのだ。
 このすばらしい気根を見てほしい。見通しの良い原に立つ凛とした姿を見てほしい。
 各地の銀杏の老大木同様、この木に触れると、母乳の出が良くなるとの伝承がある。ために「垂乳根の銀杏」と呼ばれることもあるらしい。
 これだけの気根だから、さぞかし霊験あらたかなのだろう。ただし、イチョウそのものは雄株であり、いわばお母さんではないが。
 「日本の巨樹・巨木林」によれば、この地に住んでいたアイヌの人たちが、財宝を埋めた場所の目印として植えたとする伝承もあるようだ。
 これだけの姿を見せつけられると、日常を超えた、なにか「大いなるもの」を感じないではいられなかったのだろうと思われる。

※左下図で私が手を添えている支幹が、その後、根元から折れてしまった。この支幹の存在がこのイチョウに力強さを与えていただけに、今はずいぶん縮こまった印象になってしまった。残念。(2016.12.08追記)
 
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