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名称 糠田堂ノ脇乳銀杏
(ぬかだどうのわきちちいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 26m(注2)
目通り幹囲 8.0m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 福島県伊達市月舘町糠田字堂の脇(美内)(注4)
〃 3次メッシュコード 5640−44−67
〃 緯度・経度 北緯37度43分23.5秒
東経140度35分35.9秒
月舘町指定天然記念物(1969年7月31日指定)
撮影年月日 2005年9月23日
注1)1979年3月に月舘町教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記の案内板による
注4)2006年1月1日、伊達郡内5町が合併して伊達市誕生。旧行政区は伊達郡月舘町
県道269号(月舘川俣線)の糠田バス停から西に少し入ったところに立つ。
案内板によれば、この地には、嘉禎年間(1235〜38)頃まで月花山中福寺があったとされている。中福寺は月舘町最古の寺で、創立当時は仏教伝播の最前線であった。イチョウはその頃に植えられたとする伝承もあるという。
当地に伝わる母乳祈願の信仰形態は、他と少し変わっている。乳不足の母親は、甘酒を入れた竹筒を樹下に供えて祈り、気根を切り取って持ち帰ったというのである。
そういえば、「乳銀杏」の名にしては、気根の数が少ない。「緑の文化財」(福島県総合緑化センター刊行)によれば、そのため、一時期樹勢が衰えたことがあったようだ。
しかし、近年、そのような風習もなくなって、樹勢も回復したそうである。 |
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